高校世界史の問題演習
平成23年1月15日
イスラム世界の形成
次のA~の各文について、下線部が正しければ○で答え、誤っていれば正しく訂正しなさい。また、各問いにも答えなさい。
A ムハンマドは、唯一神アッラーの啓示を受けた預言者だと自覚し、イスラム教を創始した。
B 622年、大商人から迫害を受けたムハンマドは、少数の信者を引き連れ、メッカに移住した。
C 正統カリフ時代にイスラム教徒は、他国への征服を、異教徒に対する聖戦ということでジハードと呼んだ。
D 正統カリフ時代最後のカリフである、第4代カリフのアブー=バクルは暗殺された。
E 第4代カリフが暗殺されると、バグダードを都としたウマイヤ朝が成立した。
F ウマイヤ朝は711年にイベリア半島の西ゴート王国をほろぼしたが、フランク王国をほろぼすことには失敗した。
G 750年にアブー=アル=アッバースは、ウマイヤ朝を倒し、アッバース朝を建てた。
(1)Aについて、ムハンマドにくだされた啓示の集成で、現在のイスラム教の経典の名前は何か答えなさい。
(2)Bについてこの移住した出来事のことをカタカナ4文字で何というか答えなさい。
(3)Dについて、この第4代カリフの子孫だけを指導者であると考えるイスラム教徒を何派とよぶか答えなさい。
(4)Fについて、イスラム教徒がフランク軍に敗れた戦いの名前を答えなさい。また、そのときのフランク軍を指揮した人物の名前も答えなさい。