高校日本史の問題演習
平成23年1月3日
1930年代前半の政治史
次のA~Iの文のうち、誤っているものをすべて選び、記号で答えなさい。
A 柳条湖事件に関して、犬養毅内閣は不拡大方針を発表したが、現地軍は軍事行動を拡大した。
B 1932年に日本人僧侶が殺害されたことを口実に、上海事変がひきおこされた。
C 日本軍は満州の主要地域をほぼ占領し、溥儀を執政として満州国を建国した。
D リットン調査団の報告を受け、国際連盟は日本軍の撤退を勧告したが、日本はこれを拒否した。
E 井上日召を中心に結成された右翼団体が、血盟団事件を引き起こし、民政党の団琢磨を暗殺した。
F 犬養毅が五・一五事件で暗殺されたことにより、政党内閣は終わった。
G 1931年に犬養毅内閣は、金輸出再禁止を実行し、金本位制を放棄した。
H 京都帝国大教授の矢内原忠雄が、著書『刑法読本』などで自由主義的な学説を唱えて免職される事件が起きた。
I ニ・ニ六事件を受けて、岡田啓介内閣は軍の要求を受け入れて、軍部大臣現役武官制を復活させた。